

RUSSETY(ラセッテー)はrusset:朽葉(クチハ)の造語。
木々の葉が生い茂り、季節と共に色づき、そして枯れる。枯れた朽葉は土の中で養分となり、また次の季節の源となる。地球と自然そして人にやさしい循環型社会の実現を目指して、最良の皮革なめし製法を育みます。


ラセッテーなめし革は、国内外のエコレザー基準に準拠するラセッテー製法®で、なめした天然皮革の鞣し技術とその皮革の総称です。
ラセッテーなめし革は、クロムなめし剤など金属系なめし剤を一切使用せず、計画的植林によるミモザアカシアの樹皮を主成分に使用。国内外の多くのブランドに愛用され、赤ちゃんからお年寄りまで安全に使用いただける天然皮革です。

なめしとは
動物の皮は、肉同様にそのままでは腐ってしまいます。
鞣すことによって皮層のコラーゲンたんぱく質の繊維を腐らなくすると同時に、素材に風合いを持たせて様々な用途で実用的に使用できるようにすることです。皮から革にすることが、鞣しです。
原料皮
日本国内において食肉加工所で適正処理された原料皮、また鳥獣被害対策の一環として駆除された国内野生獣の排出皮を使用しています。
染色
日本国で使用を認められていない有害な染料を一切使用していません。
仕上げ
環境基準に準拠する原産国・組成・使用目的の明らかな仕上げ薬品のみを使用しています。
取扱説明
本革製品のご使用にあたって一般社団法人日本タンナーズ協会 革の豆辞典をご覧ください。
メンテナンス
ラセッテー専用WAXをご使用ください
素材について

人の手で1枚ずつ吊り降ろしします。道具は何十年使っているか分からないチャンチキ

風合いを左右する乾き具合を“味加減”と言います

最良の1枚をお届けするために

揉みほぐすことで革を整える

人も機械も健康第一

何十年も使い続けるために常に修理が必要です

作業に応じて動き回る検品台、革を掛ける“馬”

豚毛が貫通した毛穴は空気を通します

染料はムラを作らないように回転させながら注入します

左:№1ドラム、右:№2ドラム。いずれも50年選手

昔からの配線。実は最新ITでデマンド管理しています

スプレー仕上げ機です。年末の大掃除は丸三日間かかります

革の端まで使い切れるので、もったいないトリミングは致しません

荒川土手の真ん前に工場があります

革のまちすみだ

木製ドラムが馴染みます

品質第一

端も正味も均一な厚さを保ちます

風合い見本付きのサンプル帳です

植物タンニン100%のピッグスエード

上質なピッグスキンを目指しています

ミモザのチカラ

革も“腰”が大切

やさしい風合いも楽しめます